Zienzeleのミッション:
ジンバブエの女性・子どもたちの自立を支援すること
Zienzeleは、ジンバブエの中でも特に貧しい村の支援を行っています。村の女性たちと自助グループを立ち上げ、バスケット編みなどのプロジェクトにより収入を得ながら、自身の自立だけでなく、1,000人以上の孤児たちの生活も支えています。
「自分の不運を嘆いて日々を過ごすことは簡単ですが、私にはどんな時もナンシーさんとプリスカさんがいてくれました。周りの人たちに失望したり、思い通りにならない日々が続いたりしても、自分を心配し大切に思ってくれる人がいるだけで、強くなれました。本当にありがとうございました。」
― Zienzeleが支援する生徒トンデライが、ナンシーとプリスカへ宛てた手紙から。
Zienzeleのあゆみ
活動実績
2000年発足当時、Zienzeleが学費を支援した孤児の数は50人。以来その数は増え続け、2012年には800人、現在では1,000人を超える孤児が学校に通えるようになりました。
発足当初は、支援活動の対象は子どもを家長とする世帯のみでしたが、現在は、支援が必要な全ての家庭を対象としています。定期的に支援を行なっているのは50から70の世帯です。
2つで始まったバスケット編みグループは、46に増えました!
2つで始まった農園プロジェクトが、54に増えました!
現在、9つの縫製グループが子ども達に洋服や制服を作っています。これは発足当初にはなかった取り組みです。
現地の女性自助グループの多くが、数年前より、ニワトリやヤギの飼育プロジェクトに取り組んでいます。
現在では、現地の女性自助グループが他のグループを支援するために、自らマイクロファイナンスを立ち上げるまでになりました。
「Zienzeleの支援がなければ、幸せを得ることも、女性として人として生きる権利を得ることもなかったでしょう。Zienzeleのおかげで、辛かった時のことを忘れるほど希望が持てるようになりました。本当に感謝しています。」
ー テンダイ・シンバヤニ
活動内容
Zienzeleの活動の柱は、自立支援、教育支援、コミュニティ支援の3つのプログラムです。いずれも女性と子どものエンパワメントを主な目標としています。
孤児学費支援プログラム
教育を受けられるかどうかで、子どもの人生は大きく変わります。Zienzeleが活動する地域では、子どもだけでなく、世話をする家族や地域の人々にとって、教育は深刻な問題です。ジンバブエでは公立の学校にも学費が必要なため、孤児の世話をする大人たちの収入源を確保しなければなりません。Zienzeleでは、バスケット編み、縫製などの収益創出プロジェクトを推進することで、孤児の学費支援につなげています。
子ども家長世帯支援プログラム
親を失い、子どもが家長となる世帯が増加しています。このような世帯に、食料品、日用品、学校用品などの必需品のほか、学費も支援しています。
女性自助グループ支援プログラム
Zienzeleは、ヤギやニワトリの飼育、縫製、農園経営、バスケット編みなどの自助活動に取り組む女性グループを、38のコミュニティで支援しています。自立し自分の力で孤児の世話をする機会を作ることで、地域の女性をエンパワメントすることが目的です。